The Black Witch (Ascalapha odorata)という名のヤガ科(Noctuidae)の蛾は、世界一大きな夜蛾(noctuid moths)だといわれています。南米・中米原産の蛾ですが、ハワイには1928年以前に持ち込まれたそうです。
成虫は開張114~152mmで、ハワイでは一番大きな蛾であり、蝶の仲間でも、この蛾より大きいものはいません。
雄と雌の色は異なりますが、どちらも翅の上部のところに9またはコンマのような模様があります。
夜行性ですが、明るいうちから飛び立つのでコウモリと思われることもあります。家屋の外壁や軒の下などに止まっていることがあります。成虫はバナナなど熟れすぎた果物を食べます。
幼虫は76mmぐらいの大きさになることもあり、日中モンキーポッド(アメリカネム)やシャワーの木などのマメ科の植物の木の皮の中に隠れていて、夜になると出てきて葉を食べるそうです。
この写真は我が家の軒下に止まっているThe Black Witchです。
我が家の庭に咲くバラ科のマルバシャリンバイ(Rhaphiolepis umbellata var. integerrima, Yeddo Hawthorn)にとまっていた、ヒョウモンドクチョウ(Agraulis vanillae, The Passion Vine Butterfly, Gulf Fritillary)。
ヒョウモンドクチョウは、アメリカ合衆国南部から南米アルゼンチンまで広く生息する蝶で、ハワイには1977ごろに(おそらくカリフォルニアから)持ち込まれたそうです。メキシコ湾(Gulf of Mexico)を渡るところからGulf Fritillaryという名前がついています。
翅の開張は6~9.5センチで、表翅は鮮やかなオレンジ色で黒い斑点があり、裏翅は黄褐色で大き目の銀色の豹紋があります。
幼虫はオレンジ色で背中と横に黒い筋があり、やわらかい刺があります。4センチぐらいの長さです。トケイソウ(Passiflora)を食べます。 幼虫は毒をもっているので、鳥などに狙われることがないようです。この毒は食草であるトケイソウからのもので、成虫になっても鳥などが嫌う味の成分を体内に備えているそうです。蛹は約3センチで枯葉に似ています。
メスはトケイソウの葉の裏に卵をひとつずつ産みつけます。既に卵がある葉には産卵をしないので、トケイソウの中には葉や葉柄に卵のような黄色い突起を作って産卵を防御する種もあるそうです。
成虫の寿命は長い場合で6ヶ月だそうです。
このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。
ハワイ固有の蝶は2種しかいませんが、その1種はシジミチョウ科(Lycaenidae)のBlackburn's Blue(Udara blackburni) です。
成虫は22〜29mmで、翅の表側は、オスの場合、前翅の内側の部分は紫色をおびた青で、後翅も少しそのような色です。メスは全体的に濃い灰色をおびた茶色です。裏側は、オスもメスも光沢のある緑で、メスのほうが明るい色をしています。
幼虫は、黄緑色からオレンジ色をおびた茶色で、背中に濃い色をした縞が一本あります。コア(Acacia koa)の花を好んで食べますが、アアリイ(Dodonaea viscosa、和名:ハウチワノキ)や他のハワイ固有植物も食べるそうです。
カホオラヴェ島以外の島に住んでいます。
*この写真は工藤利幸さんに撮っていただきました。
このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。