イエ・イエ(Freycinetia arborea)は、標高300m〜1500mの雨林などに生育するタコノキ科ツルアダン属の常緑のつる性低木です。マルケサス諸島、ソシエテ諸島、オーストラル諸島、クック諸島にもある種です。
周りに樹木がなければ、地面を這うように生えます(匍匐状)が、樹木があれば、樹木に絡み付いて成長します。大きめの根が、樹木に巻きついて伸び、茎から出る多く気根が茎を固定します。岩上に着生することもあります。
枝先にサーモン系オレンジ色の包葉をつけ、その中に3〜4本の小さな花が集まった肉穂花序をつけます。
虫媒花で、昔は、ハワイ固有の鳥たちが受粉媒介者でしたが、絶滅してしまったため、現在は日本からの移入種であるメジロが、その役目を果たしているようです。イエ・イエの実は、アララ(ハワイガラス)が好きな食べ物でもあります。
昔のハワイの人たちは、イエ・イエの気根で籠や魚を捕るための仕掛けなどを編んでいました。鳥の羽で装飾されたヘルメットや神々の偶像の骨組みも、この気根で作ったものでした。
イエ・イエは、ラウカ・イエ・イエという女神を象徴する植物として、オレナ(ウコン)の香をつけた黄色いカパで包んだフラの女神ラカを象徴するラマの木、神クカオヒア・ラカを象徴するオヒア・レフア、女神カポを象徴するハラペペ、マイレ4姉妹を象徴するマイレ、火の女神ペレの妹であり、フラダンサーの守護神である女神ヒイアカを象徴するパラパライというシダと共に、フラの女神ラカに献堂されたハラウ・フラという神聖な建物の中のクアフ(祭壇)に捧げられました。
このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。


