ハワイには年間何百万人という観光客が訪れています。観光客数が少しでも少なくなると、新聞にも取り上げられ、どうしてなのだろう、どうすれば観光客数を増やすことができるのだろうと話題になります。観光客が増えることはハワイにとってよいことなのでしょうか、そんなに重要なことなのでしょうか。どのような問題をもたらしているのでしょうか。ハワイの観光産業に携わっている人たち、ハワイを訪れる人たち、ハワイに移住してきた人たちは、責任重大な立場にある。ハワイに関心のある人にとっては必読書です。

From a Native Daughter: Colonialism and Sovereignty in Hawaii
Hauani-Kay Trask (1999/06)
University of Hawaii Press
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大地にしがみつけ―ハワイ先住民女性の訴え
ハウナニ・ケイ・ トラスク (2002/07)
春風社
松原好次(翻訳)
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このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌
今週末、ハワイ島のコハラコーストにあるビーチに行きました。リゾートホテルが側にあるビーチです。
午前中に泳いだので、帰りにランチを食べようということになり、20分ほど先のワイメアに行って食べようと考えていましたが、リゾートを通り抜けるときに新しいブティックとレストランが出来ていたので、そこに入ってみることにしました。2階にあるのがレストランで、私達はベランダのテーブルに座ったので、とても見晴らしもよく、気分爽快で、雰囲気もよかったです。でも・・・
私が座ったところは、ベランダの隅だったので、私が向いている方向は、レストラン内がほぼ全体が見えて、他のお客さんの様子や、レストランの装飾などがよく見えました。
シアトルにヘッドクォーターを置くこのレストランは、アイランド・リゾート・ライフをテーマにした雰囲気でしたが、ハワイらしさのないただの南国風のというもので、お客さんたちは、いかにもアイランド・リゾート・ライフを楽しんでいるアメリカ本土から来た人ばかりのようで、お隣のテーブルだけは日本人でした。ウエートレスもアメリカ本土から来た人。私は長年ハワイに住んでいるとはいえ日本人、私の相棒はハワイをこよなく愛しているとはいえアメリカ本土出身、娘はハワイ生まれといってもハワイアンではない、私達と一緒に食事をした友達たちはドイツ人旅行者。
表面的に美しく造られたリゾート地・・・ 派手な厚化粧をしてカツラをかぶった姿のよう・・・ 地元の人たちのために造られたところではなく、地元の人たちが望むものを満たすために造られたものでもない・・・ 周りにあるコンドミニアムには、地元の人たちが住んでいるのではなく長期滞在のリゾート客。ハワイ島のコハラコーストは見る見るうちにリゾート開発が進んでいる。開発を止めることは不可能であっても、もっとこの土地の自然と文化の個性を生かした開発をしてほしいなぁ・・・ ここはカリフォルニアではない、フロリダではない、バハマではない、日本ではない・・・ハワイなんだから。
地元社会ではサトウキビ・プランテーションで働く労働者として移民してきた人々などの文化(日系やフィリピン系や中国系やポルトガル系など)が交わったローカルスタイルになっているけれども、今後もっともっとハワイの文化と言語が復興していきますように。
このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。テーマ:ハワイ - ジャンル:旅行
「イミロア」とはハワイ語で、英訳すると「to seek far, explore; distant traveler, explorer」で、比喩的には「one with great knowledge or avaricious for knowledge」です。
2006年2月にオープンしたハワイ島ヒロのイミロア・アストロノミー・センター (Imiloa Astronomy Center)は、宇宙映像を立体的に体験することができる4次元デジタル宇宙「4D2U」など天文に関するプログラムや展示物だけでなく、ハワイの創世神話クムリポなどハワイ文化に深く関連した内容に重視をおいたものが多く、 自然科学と文化の強い結びつきを実感することができます。
英語の解説だけでなく、ハワイ語の解説もあり、ハワイの伝統文化とハワイ語の復興運動の努力の結果が、イミロア・アストロノミー・センターの隅々から溢れ出していて、それが胸の奥まで伝わってきます。
建物の外観は、雲海の上に頭を出す3つの山、マウナケア、マウナロア、フアラライを表していて、庭には、ハワイ固有の植物や、ポリネシア人の渡来とともにハワイに持ち込まれた、文化と深く関連した植物が植えてあります。
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ハワイでは、1820年にキリスト教伝道のために渡来した宣教師たちによって、ハワイ語が書かれるようになりました。当時はハワイ語の新聞が百紙以上もあり、学校では全の教科がハワイ語で教えられました。1800年代中頃は、ハワイ語の読み書きができない人が少ないという時代でした。
ところが、1893年にハワイ王国が滅亡し、1898年に米国がハワイを併合されましたが、1896年には教育は英語でのみという法律ができ、ハワイ語での教育はなくなり、言語と文化の絶滅の道をたどり始めざるを得なかったのです。学校でハワイ語を話した生徒は厳しく罰せられたそうで、1920年以降に生まれた子供たちは、ハワイ語が流暢に話せなかったそうです。1959年にハワイは米国ハワイ州となりました。
1970年頃からハワイアンルネッサンスの動きが強まり、1978年にハワイ語はハワイ州の公用語として指定され、1983年にハワイ語で教育する学校が設立されました。それ以来ハワイ語が話せる人口が増えてきました。この学校が設立された頃、ハワイ語を話せたのは個人所有の島であるニイハウ島の住民と、ニイハウ島以外の島だと、数人の老人たちと、18歳以下の子供たち(50人足らず)だけだったそうです。その子たちはハワイ語を話す祖父母に育てられた子供たちでした。
このような悲しい過去を持つ言語ですから、ハワイ語の会話が聞こえてくると、胸がじーんとします。消滅危機言語を復興させるという努力は並大抵ではありません。ハワイの自然・生態系に関する知識も、いったん失われてしまったものは、取り返しがつきません。古代から伝えられた知識が失われると、科学者の研究結果に頼るしかないです。自然と共存してきた文化の中に蓄積された知識は、自然保護のために欠かせない知識です。
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世界中で多くの言語が消滅に直前しています。生態系の破滅は言語の死と平行していて、言語が死ぬとともに、その言語が生まれた土地の生態系に関する知識が消え去ってしまう。なぜ、どのように言語が死んでいっているのか。どうすればよいのだろうか。とても興味深い1冊です。 
Vanishing Voices: The Extinction of the World's Languages
Daniel Nettle & Suzanne Romaine (2002/05/01)
Oxford Univ Prress
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消えゆく言語たち―失われることば、失われる世界
ダニエル・ネトル & スザンヌ・ ロメイン (2001/06)
島村宣男(翻訳)
新曜社
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