左の写真はクサトベラ科のナウパカ・クアヒヴィ(Naupaka Kuahiwi, Scaevola chamissoniana)で、ハワイ島、マウイ島、ラナイ島、モロカイ島の雨林の縁などに生えるハワイ固有植物です。花の香りはとてもいいです。オアフ島とカウアイ島にも良く似たもの(Scaevola gaudichaudiana)があり、ハワイ語名は同じくナウパカ・クアヒヴィです。
花の形は普通、左側の花のように、花を半分に割ったように見える形をしています。でも5枚の花びらが均等に付いているのを見かけました。右側の花をごらんください。これは珍しいです。
海辺に生えるナウパカ・カハカイ(Naupaka Kahakai, Scaevola sericea)と花の形はよく似ていますが、葉や実は全く違います。
海のナウパカ、ナウパカ・カハカイの葉は多肉質で楕円形、実は白いです。この写真の山のナウパカ、ナウパカ・クアヒヴィの葉は薄めで、葉の淵は少しぎざぎざしてます。そして実は黒っぽい紫色をしています。
実はハワイには計9種のナウパカがあります。海のナウパカとも呼ばれるナウパカ・カハカイ(Naupaka Kahakai, Scaevola sericea)以外は、全てハワイ固有種(Endemic)です。
ちなみに、海のナウパカ、ナウパカ・カハカイ(Scaevola sericea)は外来種ではありません。人為的に持ち込まれたものではなく、海流に乗って渡ってきた植物ですが、ハワイだけでなく、インド洋から太平洋(特に西太平洋)にかけて広域に分布する種です。つまり在来種(Native)ではありますが、ハワイだけにしかないという固有種(Endemic)ではなく、ハワイだけでなく、ハワイ以外にも自生している広域分布種(Indigenous)です。


