ハワイの自然と文化を紹介し、エコツーリズムと自然保護について考えるためのブログです。<ダーウィンが、ガラパゴス諸島ではなく、ハワイ諸島で進化論を提唱していたら、ハワイの開発や観光のあり方も異なっていたかもしれない・・・>

 ハワイ島の街灯は、光害を少なくするために、低圧ナトリウムランプ(Low-pressure Sodium Lamp)を使用していますが、partially shieldedのものです。


夜空をなるべく暗くするためには、街灯の光が空を直接照らしつけないように上部の笠の形状が工夫されたものを使用します。partially shieldedの街灯はunshieldedの街灯よりは良いのですが、partially shieldedのものだと、光が斜め上に漏れてしまうので、水平より下だけを照らすfully shieldedのものを使用することが理想的です。


現在、ハワイ島で使用されている低圧ナトリウムランプは、光が斜め上に漏れてしまっているという問題以外に、肉眼にとっての眩しさの問題もあります。この眩しさのことをグレア(glare)とも呼びます。


Illuminating Engineering Society of North America (IESNA)による、グレアを少なくするために工夫された街灯の基準では、full cutoff, cutoff、semicutoff、noncutoffというタイプに分類されます。full cutoffの街灯はfully shieldedの街灯のように水平より下だけを照らすだけでなく、グレアが80度から90度の角度以下にカットされています。  夜空を極力暗く保つためにも、ドライバーにとっても、full cutoffのものが理想的ですし、節電にも大いに貢献できます。


ヒロやワイメアの街には、full cut-offの街灯が設置されているところがあります。暗くなってから街灯がともると、partially shieldedのものとfull cutoffのものとの差がはっきりと分かります。 


マウイ島では、2007年1月に街灯の基準法が定められて、fully shieldedの街灯が使用されることになりました。10年内にほとんどの街灯が取り替えられるそうです。


Lighting Research Centerによるfull cutoffとfully shieldedの違いについての説明

"Full Cutoff Lighting: The Benifits" by Douglass Paulin



このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。


 


 

テーマ:地球温暖化・地球問題について考えよう。 - ジャンル:ライフ

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長谷川 久美子

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