これは馬や馬車を使っていた時代の名残です。この階段があるところは、ひさしのある車寄せ(ポーテコーシエ poporte-cochere)となっていて、馬車が入ってきて、この高い階段の1段目のところで、人が馬車に乗り降りしていました。この1段目は少し広くなっていて、そこから上は普通の階段です。1800年代から1900年代に移り変わるころのスタイルです。
私は、なぜそのような階段なのか何も気にせず考えもせず、何度も何度も上り下りしていましたが、「あ〜なるほど!」って思ったのは、お客様と日の出を見に行こうと早朝暗いうちにシップマン・ハウスを出発した日のことです。
階段の上のところで木々の合間に満月が沈んでいくところが見えていたので、「うわ〜、きれいだね〜」と感動して、その後、私は階段を「軽やかに」さっさっさっと下りていきました。そこまではいいのですが、薄暗かったせいもありますが(そのせいにしたいのですが、おっちょこちょいの私は)、最後の段のことをすっかり忘れていました。さっさっさの後、びょーんと飛んで落下してしまいました。かなり派手な転び方をしてしまったのですが、両膝ズボンに穴が空いてしまって、膝をすりむいてしまいました。大きなドジを踏んでしまいました。
数時間後、傷口を消毒しながら・・・「あ〜なるほど!」と、その時点でやっと、なぜ階段があのようになっているのか気づきました。
上品な上級階級の女性が馬車に乗り降りしていた姿とは大違いでしたね。もう少しおしとやかに階段を下りていたなら、あんなに不恰好な飛行と着陸はしていなかったでしょうね。で、私が運転する車はピックアップ・トラック・・・これもあんまり上品な車ではないですよねえ。


