絶滅危機種・絶滅危惧種と指定されているハワイ固有の植物たちのために、環境を保護すべき場所を示したハワイ島の地図です。かけがえの無い自然環境です。個体数が50以下に減少してしまっている種が何十種もあるのです。ハワイ固有の森の鳥たちが残っているところは、もっと狭い範囲なのです。
ハワイ島は、様々な雑誌やTV番組やガイドブックやウエブサイトで、「未だ手付かずの自然が残っている」「手付かずの自然が多く残っている」「手付かずの自然を満喫できる」「手付かずの自然が豊富に残る」「手付かずの自然がたっぷりと残っている」「手付かずの自然がほとんどで」と紹介されています。
現実はどうなのでしょうか・・・
他の島々よりも自然が残っている場所が多いからとか、大きな人口的な構造物が少ないとはいえ、リゾートホテルやコンドミニアムなどが立ち並ぶ海辺、アフリカ産の草やアメリカ産の木などで覆われた大地、森林が伐採されてしまった牧草地、放置されているサトウキビ畑のあとなどが非常に多くなってしまっていますし、残された自然環境は人間の手助けがないと、移入種の哺乳類や昆虫や植物に容易く被害を受けてしまうのです。手付かずの生態系はほんのわずかにしか残っていないのです。
国立公園や国立野生生物保護区や自然保護団体などが、時間や動力と莫大な費用を費やして、本来の自然環境が残っているところを守り、また可能な限り本来の自然環境に戻すための絶え間ない努力をしているのです。
文化的・歴史的な遺産などについても同じです。先住民たちのお墓や歴史的な建造物やペトログリフも、私有地では、リゾート開発により破壊されなかったとしても、数メートル側にホテルやコンドミニアムなどが立ち並んでいて、まるで、残さないといけないから残しましたというような残し方です。また、ハイウェイに沿った溶岩大地には、何キロにもわたり、海辺から持ってきた白いサンゴで名前などの落書きだらけです。アイナ(土地)にたいする深い敬意が払われていないのがとても悲しいですね。 このような状態でよいのでしょうか。 


