ハワイの自然と文化を紹介し、エコツーリズムと自然保護について考えるためのブログです。<ダーウィンが、ガラパゴス諸島ではなく、ハワイ諸島で進化論を提唱していたら、ハワイの開発や観光のあり方も異なっていたかもしれない・・・>

poouliポオウリ(Po'ouli, Melamprosops phaeosoma)絶滅危惧種として指定されているマウイ島の標高1524m以上の自然林に住むハワイ固有の鳥です。ハワイミツスイ(Hawaiian Honeycreeper)の一種で、1973年にハレアカラ山の北東部の雨林でハワイ大学の学生たちによって発見されました。そのときは9羽発見されました。1980年の調査結果による個体数は140〜280羽でした。1982年にはハレアカラ山の南西部の乾燥林でポオウリの骨が発見されたそうで、昔は雨林だけではなく乾燥林にも住んでいたということがわかりました。現在は標高1400m〜2100mの雨林、それもたったの13平方kmの範囲だけに住んでいます。2003年には3羽だけになってしまいました。

体長は14cmぐらい、羽と尾は短く、ずんぐりとした体型です。体の上部と翼は茶色で、目の辺りは広範囲にわたって黒く、喉から頬にかけてと体の下部は白いです。嘴は短く、色は黒です。足は長く、色は薄い色です。雄と雌は似ていますが、雌の喉から胸にかけては灰色っぽいそうです。

研究が進まなかった種で、その生態についてはあまり知られていません。ポオウリは、混群ととも行動することがしばしばあるそうです。自然林の亜高木層や下生えの植物の小枝や枝や葉などに住む住む昆虫やクモや陸貝などを食べます。木皮や地衣類の下に住んでいる昆虫なども食べます。特に陸貝が好むカナヴァオ(ハワイ固有のアジサイ)やカヴァウ(ハワイ固有のヒイラギ)が好きなようで、ピロ(ハワイ固有のコーヒーの仲間)は避けるそうです。

2月から6月が繁殖期で、1〜2個の卵を産むそうです。

絶滅から救うために、2002年に3羽のうちの1羽である雌を捕まえて、雄が住んでいるところに移動させましたが、失敗に終わりました。その雌は元いた場所に戻ってしまったからです。というわけで、3羽全部捕まえて、飼育センターで繁殖させるしか方法がありませんでした。

2004年の9月に3羽のうちの1羽を捕まえることに成功し、マウイ島の飼育センターに連れていきました。左上の写真は、その鳥で、ハワイ島の飼育センターを見学したときに、モニターで観察されていたので写真を撮らせていただきました。この鳥は同年11月に死んでしまいました。2004年の1月以来、残りの2羽の姿は見当たりません。

Department of Land Natural Resources
Division of Forestry and Wildlife


U.S. Fish & Wildlife Service
Pacific Islands-Endangered Speicies
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長谷川 久美子

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