マウナケア(標高4205m)のギンケンソウ(Argyroxiphium sandwicense ssp. sandwicense)は標高2700mから3750mの乾燥した高地に生息するハワイ固有の高山植物だ。葉の色や形から英語では「シルバー・ソード(銀の剣)」、ハワイ語名ではアーヒナヒナ(意味は「灰色」)と呼ばれます。
キク科(Astranceae)の一回結実性多年草で、発芽後5年から50年で花が咲き、花を咲かせた固体は、その一生を終えます。1つの固体がヒマワリを小さくしたような花を最大で500〜600個咲かせます。花は花茎の下の方から順々に開き、約3〜4週間咲いています。
ギンケンソウの祖先となる植物は、アメリカのカリフォルニアのマデフィア属(Madiinae)で、その種子がハワイに到達して、標高が高い乾燥地帯や湿地帯など様々な環境に合わせて、多様な進化を遂げました。
現在、野生の個体は約32しか残っていません。1986年3月21日に米国内務省・魚類野生動物局(US Fish and Wildlife Service)の絶滅危惧種リストに加わった。絶滅寸前となってしまった主な原因は、野ヤギや野ヒツジです。。人間がハワイに持ち込んだ動物に食べられてしまったのです。
これまでに採集した種から繁殖させた固体を1000以上植えて、絶滅しないように努力しています。。2005年には9年越しに野生の個体が花を咲かせました。保護増殖のため、その固体から10万個以上の種を集めることができたそうです。
しかし、本来ギンケンソウの生息地であるはずの場所は、ハワイ州政府の管轄下ですが、野ヤギや野ヒツジがいますし、ムレイン(Verbascum thapsus、和名:ビロウドモウズイカ)という帰化植物が広範囲に繁殖しているので、マウイ島ハレアカラ国立公園のような努力(フェンスを張ったり、帰化植物をコントロールすることなど)が必要です。


