ハワイ固有のアジサイ(Broussaisia arguta)は、ハワイ語でカナヴァオといいます。プーアハヌイ、アキアハラ、ピオヒア、クプヴァオなどとも呼びます。
主に標高400mから1400mの雨林に生息する低木ですが、地域によっては300mから400m、また1400mから2050mでも見かけます。
雌雄異株(しゆういしゅ)であるようです。散房状の円錐花序は長さが5〜7cm、幅が8〜12cmです。花びらは5枚。
雄花の花びらは、緑系の青、ピンク系の白、緑系の白、黄色、クリーム色などで3.5〜8mmの卵形。雄蕊(ゆうずいと読む、一般的には「おしべ」)は10本、花粉を入れる袋状の葯(やく)は紫や茶色で、葯を支える花糸(かし)は不均等で1〜11mm。2〜5mmの雌蕊(しずいと読む、一般的には「めしべ」)がありますが、機能しません。
雌花の花びらは、緑系の青やピンクで、小さな(0.5〜3mm)三角形です。雌蕊(しずいと読む、一般的には「めしべ」)の子房(しぼう)と呼ばれる下部にある膨れた部分は5.5〜6mmで、花柱(かちゅう)と呼ばれる細長い部分は0.5〜3mmです。雄蕊(ゆうずいと読む、一般的には「おしべ」)はありません。
実は赤やエンジ色で、中は白です。楕円形または球形に近い形で8〜12mmです。
花の蜜や実は森の鳥たちに好まれます。昔のハワイの人たちは、子供を身ごもるために(特に酋長となる子供)、実4つと鶏卵2つを煮たものを食べたそうです。流産したことのある女性は、乾燥させた実を妊娠中に食べたそうです。王家では、カナヴァオの実は子宝に恵まれることにつながるので、たくさん実をつけると、よろこびました。
ノブタやノヤギの食害にあって減少しています。
このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。


