エコツーリズムと自然保護について考えるためのブログ。<ダーウィンが、ガラパゴス諸島ではなく、ハワイ諸島で進化論を提唱していたら、ハワイの開発や観光のあり方も異なっていたかもしれない・・・>

東邦大学理学部物理学科では、2年おきに、すばる望遠鏡研修が行われます。2年前は、ハワイの自然についてのセミナーをさせていただきました。とても熱心に話を聞いていただけたことが印象的でした。実際に自然の中で、いろんな物に触れて観察していただきたいという気持ちでいっぱいでした。


念願が叶って、今年は、ハワイ火山国立公園の案内をさせていただきました。「自然を理解するための学問である自然科学の中で最も核となる学問は物理学」というわけで、ハワイ固有の自然の中で、東邦大学理学部物理学科の皆さんの案内させていただけたこと、とても光栄に思います。ハワイ固有の自然の美しさ、ユニークさ、デリケートさなどに関して、とても熱心に話を聞いてくださったこと感謝しています。



このブログは、ハワイ島でエコツアーを案内するHAWAII NATURE EXPLORERSの環境保護への取り組みのひとつです。緑豊かなヒロよりアロハをこめて発信しています。

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平成18年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校である埼玉県立川越高等学校のSSH研究テーマは「知の融合」。


6泊8日の「ハワイ島実習」のコーディネートを賜りました。 1年生の希望者の中から選ばれた14名は、3名の引率教員たちとともに、宇宙、地球環境とエネルギー、生命、異文化体験などをテーマに様々な調査、研究をしました。


この実習に参加した生徒たちは、高い学習能力を持っているだけではなく、意欲と熱心さと鋭い観察力を持っていて、実習中の彼らは輝いていました。惚れ惚れする輝きでした。


彼らを指導する先生方の並々ならぬ熱意と努力に感銘を受けました。優れた先生方の指導の下で自ら学び考える力を身に着けていっている彼らの将来が楽しみです。 きっと「知の融合」を元に、新たな知を創造し、その知を実践に役立たせて社会に貢献してくれるでしょう。彼らは、すでにその道を歩みだしています。


川越高校SSHニュース・2006年(平成18年)9月号
川越高校SSHニュース・2006年(平成18年)10月号
川越高校SSHニュース・2006年(平成18年)11月号

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子供たちだけの旅「地球体験塾」の案内をさせていただいた。小学生の子供だけでの旅だ。参加した子供たちは、ハワイ島5泊で自然遺産や歴史的遺産を訪れ、自然観察や文化体験など様々な体験をした。


ハワイ固有の鳥たちや植物が直面している問題についてや、自然保護のための努力についての話を聞きながら、「僕ならハワイ固有のカラスのために募金をしたいな。」というような発言もあった。固有種の植物に絡まり覆ってしまっている外来種の植物を素手で取り除く作業もした。


普段、放課後には塾やスポーツで忙しい子供たちや、都会で育っている子供たちだが、子供たちって、自然に立派なエコツーリストなんだということに歓心した。好奇心に満ちチャレンジ精神に満ちたツーリストだった。


リゾート観光地としてのハワイのイメージをまだ持っていない子供たちの目に最初に焼き付けられたこのハワイの印象を人々に伝えて欲しい。今後も旅先での一味違った楽しみ方を忘れずに、あの好奇心を失わずにいてほしい。


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自然体験塾とは
http://www.chikyu-taiken.com/modules/hello/
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風の旅行社さんの「風・通信No28」(2006年秋号)に寄せた原稿


太平洋を渡り、たどり着いたのはハワイ。


私が初めてハワイに来たのは15歳の時でした。アメリカ本土でホームステイをした帰りにオアフ島に立ち寄ったからです。お土産を買った思い出しか残っていません。次は18歳の時。オアフ島で学生生活を送りました。当時のハワイの思いでは、心地よい気候、海、ショッピング、友達と過ごした楽しい時間などです。再びハワイに戻ってきたのは23歳の時。オアフ島ではなくハワイ島。そして観光客が多いコナではなくヒロ。


ハワイ島に移ってきてから現在まで、3人の娘を育て、仕事に励み、人生の山や谷を超えてきました。無我夢中で頑張った時期には気が付かなかったけれど、今振り返ってみると、直接的にも間接的にも、この島からたくさんエネルギーを与えてもらっていたのだと実感できます。


リゾート観光地としてのハワイには興味がない私にとって、ハワイ島の東側は、とても住み心地のよいところです。


ハワイ島の魅力。


10代、20代のころの私よりも、現在の私のほうが、もっとハワイに惚れ込んでいます。それは、長い歴史に育まれた固有の自然に出合うことにより、自然の力と不思議さに魅せられたからなのです。33歳でハイキングするようになり、それがきっかけで、火山について、植物について、鳥について興味が湧き出し始め、それ以降、止まらなくなってしまったのです。固有種の植物たち、そして固有種の鳥たち・・・これこそ、ハワイの誇りです。


ハワイ諸島は、海底火山の活動によって誕生し、今もなお北西へ移動している島々で、地理的には、世界で一番孤立しています。そのため独自の進化を遂げた固有種が多く存在します。天敵になるような大型の哺乳類が存在しなかったので、毒や棘を失ってしまった植物、クチバシが餌となる食物に合うような大きさや形へと進化した鳥たちなど、不思議な種が多いのです。また、ハワイ諸島の島々は、それぞれ古さがちがい、地形が異なるだけではなく、鳥や植物の中には、島によって異なるものもあります。


北東から吹く貿易風により、島の北東部に雨が降ります。季節によっては、南西から吹くコナウインドにより、島の南西部に雨が降ります。ハワイ島には4000mを越える山が2つもあるので、風上と風下での気候の差だけではなく、標高による気候の差があるので、緑豊かな雨林もあれば、乾燥した地帯もあり、熱帯もあれば、寒帯もあるので、まるで「ミニ大陸」のようです。多様な地形と気候、植生の変化を見るのが、とても面白いのです。


年間、何万百人という観光客がハワイを訪れています。オアフ島だけではなく、他の島も訪れる人が増えていますが、それでも主な目的は、これまでの傾向と変わりなく、リゾート観光です。一般観光客が頭に浮かべる「ハワイらしい」イメージに造り上げた人工的な美と快適感で満足し、ツアーに参加したり、レンタカーをドライブしても、日本にはない「景色を楽しむ」だけで帰ってしまう人が多いようです。


また、外来種の草が一面に生えた大地を見て、人工的構造物がないので「手付かずの自然だ」と誤解していたり、ホテルや町の中などで見かける、アフリカ産やアジア産や南米産の色鮮やかな花を見て、「南国ハワイの花」だと誤解していたり・・・というケースが多いのではないでしょうか。実際、ハワイ島でも、農地、牧場、住宅地、ゴルフ場、リゾート施設などのために開発された場所では、人間が持ち込んだ多種多様な植物がほとんどです。


イギリスの自然学者、チャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島ではなく、ハワイ諸島で進化論を提唱していたら、ハワイ諸島の開発に対する考え方、観光のあり方も異なっていたかもしれないですね、とても残念でならないです。


ただ自然を訪れるだけではなく、一歩踏み込んで深く知ることにより、今まで呆然と平面的に見えていた風景が立体的に見えてくる。景色の一部分として眺めていた動植物が個性を持って、生き生きと見えくる。自然や文化を大切にしようという気持ちや、保全活動に協力しようという気持ちが生まれてくる。そんな体験がエコツアーです。


知ることによってさらに大きな喜びを感じる有意義な旅です。ただ見るだけではなく、聞いたり、手で触れたり、匂いを嗅でみたり、五感を使い、時には第六感にも使って、自然との一体感を感じ、自然の面白さや不思議さを発見し体験します。それがエコツアーです。


私は、ハワイを訪れる人々に、ハワイの自然につてもっと知ってほしい、ハワイの自然が秘める不思議さをじっくりと観察してほしいという強い気持ちと、こだわりを持ってハワイ島でエコツアーを企画し案内しています。


ハワイ島では、現在も火山活動が続いているので、地球の鼓動を感じ取ることもできます。ぜひ、ハワイ島でお会いしましょう!


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風の旅行社 http://www.kaze-travel.co.jp/
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カウアイ島のボビーとマーケティングの南部さん2006年6月に、名古屋では郵船トラベルさん、静岡では静鉄観光サービスさん、東京では風の旅行社さん、朝日サンツアーズさん、郵船トラベルさんが、ハワイのエコツアーに関するセミナーを開催してくださった。


格安のパッケージツアーで溢れているハワイ観光市場や、高級リゾートを売り込むハワイ観光市場の中、こだわりを持ったエコツアーを取り扱ってくださる旅行会社さんに感謝の気持ちで一杯だ。エコツアーの企画と販売は一般のツアーよりも努力が必要なのだ。


今回のセミナーで講演をさせていただく機会ができたのも、ディスカバリーツアーの南部浩さんのお陰だ。十分な知識だけではなく、ハワイを大切にしたいという気持ちと熱い思い入れを持って慎重にマーケティングしてくれる彼に敬意を抱くとともに大いに感謝する。


人と人とのつながりと信頼関係は大変重要な鍵を握っている。エコツアーは「手作り」の「専門的な」または「特殊な」要素を持っているため、より細かなコミュニケーションが必要だからだ。


エコツアーは一般の旅行商品や量販商品とは異なり、目的地における自然や文化の保護についての諸問題などをきちんと把握して扱わなければならない。企画と販売する者にとっても、旅行者にとっても、「責任を持って」扱わなければならないツーリズムである。


今後も「持続可能な観光」について考え続けたい。

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「エコツーリズムと持続可能な観光」というサイトは大変参考になる。 http://ecozy.fc2web.com/index.htm
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長谷川 久美子

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