エコツーリズムと自然保護について考えるためのブログ。<ダーウィンが、ガラパゴス諸島ではなく、ハワイ諸島で進化論を提唱していたら、ハワイの開発や観光のあり方も異なっていたかもしれない・・・>

サメは人を噛む凶暴で危険な生き物としてだけではなく、かつてのハワイ人にとっては重要な存在でした。ハワイ語ではサメのことをマノと呼びます。食用でもありましたし、皮や歯は道具や武器などにも用いられました。


食用としては、特にヒラシュモクザメ(ハンマーヘッド)やネムリブカ(ホワイト・リーフ・シャーク)で、細く切った肉を塩漬けして乾燥させておき、保存食として食べたそうです。


特にイタチザメ(タイガーシャーク)やホホジロザメ(グレート・ホワイト・シャーク)の歯は道具や武器に用いられました。


薄い皮は伝統的な楽器であるパフ(ドラム)の表皮として、ザラザラとした皮は鑢として用いられました。


小型のサメは網を使って捕まえたそうです。大型のサメは、骨で作った鋭い先端部を取り付けた木製の大きな釣り針(大きいものでは30cm)を使って釣ったそうです。


人を噛むことがあるイタチザメ(タイガーシャーク)やホホジロザメ(グレート・ホワイト・シャーク)は、ハワイ語でニウヒと呼ばれ、昔は王様や酋長たちが、ある種のスポーツとしてニウヒを捕まえていたそうです。平民はニウヒを釣ることは許されていませんでしたし、女性がニウヒの肉を食べることも許されていなかったそうです。 ニウヒの目を食べると、これから起ころうとしている何かの予告や予感が得れると信じていたそうです。カメハメハの実母は、生まれてくる我が子の優秀な支配者としての力と勇敢さを強化するために、妊娠中にイタチザメの目を食べたいと言ったそうです。


また、先祖の魂が宿るアウマクア(守護神)として崇拝されていました。現在でもそう信じている人がいます。そう信じている人たちは、サメを傷つけたり殺したり食べたりしません。先祖の生まれ変わりであるサメを大事にいたわり、そしてその家族はサメに守られているそうです。

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イタチザメ(Galeocerdo cuvier)は全長3〜6mのメジロザメ科のサメで、あらゆる温帯と熱帯の海に生息しています。魚、カニ、貝、カメ、イルカ、アザラシ、海鳥など、何にでも襲いかかって捕食するという雑食性です。歯は曲がったハート型で、ギザギザがあり、これで亀の甲羅でも噛み砕くことができます。上下24本づつ生えています。海水浴客やサーファーが襲われることもあるので、一般的には危険なサメだと言われています。(実際には、サメに襲われる確立はとても低いです。)


波打ち際から開けた海まで、そして海面付近や海面から340mぐらいの深さまで生息しています。昼間は深い海岸沿いにいますが、夜は海岸近くに現れます。夜は特に活動的のようです。繁殖期以外は大抵一匹で行動します。平均時速3.85キロぐらいでゆっくりと泳いでいますが、獲物を襲う時は、瞬間(数秒)ですが、いきなり速くなります。


サメは交尾をして体内受精します。イタチザメは、妊娠期間が9〜12ヶ月で、卵を体内で孵化させて生み出します。1回に50〜70センチの幼魚を10〜80匹(平均41匹)も生みます。生息地によって幼魚のサイズが異なるようですが、ハワイでは80〜90センチだそうです。


背中は濃い灰色で、下は白っぽい色です。若い頃は銀白色の背中に黒い縞模様があり、トラの模様に似ていることから英名ではタイガーシャークと呼ばれています。水中に入ってくる太陽の光線のカモフラージュになるこの模様は成長すると共に消えていきます。


ハワイ語では人食いザメのことをニウヒと呼びます。イタチザメとホホジロザメは、どちらもニウヒと呼びます。


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サメに関するハワイの諺
ハワイ文化におけるサメ
サメについて詳しく書かれたサイト「サメの海」

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長谷川 久美子

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